子どもを支配したい親が使う言葉③「自分のことは自分でやって」
今回は「自分のことは自分でやって」という言葉が持つ魔力について紹介していきます。
動画についてはこちらから
目次
初めに
動画で紹介した言葉を使うやつが悪い!
という意図で作ったわけではありません。
今現在子育てをされているみな様、一度は言われたことのある言葉だと思います。
もちろん僕もたくさん言われた言葉です。
以前もご紹介しましたが、親と子どもってどうしても主従関係になりやすいですよね…
僕は、子どもを一人の人間として対等に接していきたい!
という想いから、決意表明のような形で動画を公開&ブログを書いています。
では、動画の内容について触れていこうと思います。
「自分のことは自分でやって」この言葉を使う背景

コントロール欲求の表れ
一部の親は、子どもの行動をコントロールしたいという欲求が強く、この言葉を使うことがあります。
子どもの自立を支援するというよりも、親自身の思い通りに動いてほしいという願望が反映されている場合があります。
子どもの自立を促したいのであれば、
あなたはどうしたい?
という言葉で、子ども自身に選択をしてもらい
その選択をサポートすることが効果的と言われています。
みなさんは、仕事でいきなり
「どうしたい?」
と一番に意見を求められたとき、答えられますか?
正直、僕は苦手です。
小さいころから周りの顔色ばかりをうかがい、一番に手を上げることを避けてきました。
日本は良くも悪くも空気を読むことが美徳とされてきたので、
自分の子どもには、親から言われるのではなく
自分から考えて行動できるようになってもらいたいと思っています。
他人の目を気にする
他人からどう見られているかを非常に気にする親は、
子どもが自立していることを示すことで周囲に良い印象を与えたいと考えることがあります。
子どもの自立を過度に強調することで、親自身の社会的評価を高めようとしている場合があります。
子どもの教育って相当な責任が伴うと思います。
「子は親の鏡」と言われることもあり、
なんだか、親が周りから評価されているという気持ちになることがありますよね。
早く自立させたいと思う気持ちもありますが、
上記で解説したように、
子どもの選択を応援できる親になりたいものですね。
教育方針の一貫性の欠如
親が一貫した教育方針を持っていない場合、
「自分のことは自分でやって」という言葉を使うことがあります。
このような場合、子どもは混乱し、親からのメッセージを理解しにくくなることがあります。
子どもながらに、自分の家の経済状況や、教育方針ってなんとなくわかると思います。
僕の家は父親がロクに仕事もせず、母親のパートの稼ぎで生活していました。
とても裕福とは言えませんでした。
親の顔色を見ながら自然と、家事を手伝うようになりましたし
自分のことはなるべく相談せずに自分でやるようになりました。
本当に教育方針って家庭基盤の上に成り立つので
夫婦仲や経済状況って大切ですね…
過剰な自立心の推奨
この言葉を頻繁に使う親は、子どもに早く自立してほしいという強い願望を持っていることが多いです。
自立心を育むことは重要ですが、過剰に推奨すると、子どもが自分のペースで成長する機会を失う可能性があります。
子どもは成長とともに、親から勝手に離れていきますよね…
無理に突き放すよりも、子どもの決定をサポートする姿勢がいいですね!
もし言われ続けたら…
頻繁にこの言葉を使うことで、子どもは親からの期待やプレッシャーを感じ、親子関係がぎくしゃくすることがあります。
子どもが自分の感情を表現しにくくなり、コミュニケーションが減少する恐れがあります。
心理的負担の増加
自立を促す意図からの言葉でも、子どもにとっては過度な期待と感じる場合があります。
特に、まだ自立が難しい年齢の子どもに対してこの言葉を使うと、心理的な負担が大きくなり、ストレスや不安を引き起こすことがあります。
家族からのサポートがないという基盤が崩れてしまう恐れがあります。
「自分でできない」と感じることで、自己効力感が損なわれ、挑戦する意欲を失うことにつながる恐れがあります。
みなさんも「どうしたい?」という言葉を投げかけてみて
子どもの選択を見守りましょう!
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